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Binance の取引履歴をアプリから CSV で出力する手順

確定申告、帳簿付け、あるいは自分の取引の振り返りを行う際、Binance(バイナンス)の取引履歴を出力する必要があります。本ノートでは、データの出力手順と注意点を整理しました。公式サイトへは バイナンス公式サイト を開き、アプリのダウンロードは バイナンス公式アプリ から、iPhone の方は iOS 導入チュートリアル を参照してください。

出力可能なデータタイプ

Binance では以下のカテゴリごとに記録を出力できます:

タイプ 内容
現物注文 すべての現物取引の注文記録
先物注文 無期限・期限付き先物取引
マージン注文 レバレッジ取引
OTC 取引 OTC(店頭取引)現物
法定通貨入金 カード決済 / P2P 入金
法定通貨出金 法定通貨への出金
入出金履歴 オンチェーンの入金と送金
資金履歴(一括) 口座全体の資金移動
紹介報酬 リファラル報酬(アフィリエイト)
Earn 収益 ステーキングなどの運用収益

分析しやすいよう、各カテゴリは個別に抽出されます。

ウェブ版での出力手順

最も多機能で便利なのはウェブ版(PC)での出力です:

  1. binance.com にログイン。
  2. ユーザーアイコン → 「ウォレット」 → 「取引履歴」または「レポートセンター(Reports)」を選択。
  3. 「レポートを生成」をクリック。
  4. タイプ(例:「現物取引」)を選択。
  5. 期間を選択(1回あたり最大 6 か月分)。
  6. フォーマット(CSV または Excel)を選択。
  7. 「生成」をクリックして完了を待つ。
  8. 完了通知のメールが届いたら、リンクからダウンロード。

生成時間はデータ量に応じて数秒から数分かかります。

アプリ版での出力手順

スマートフォンアプリからも出力可能です:

  1. アプリを起動 → 「ウォレット」 → 各履歴(注文履歴 / 資産履歴など)を開く。
  2. 画面右上の「出力」アイコン(下矢印など)をタップ。
  3. 期間とタイプを選択。
  4. 「書き出し」を送信。
  5. アプリ内で生成されるか、登録メールアドレスに送信されます。

※アプリ版はインターフェースが簡略化されており、高度なフィルタリングはウェブ版のみで提供されている場合があります。

期間の制限について

出力できる期間には以下の制限があります:

タイプ 1回あたりの最大期間
現物注文 6 か月
先物注文 6 か月
資金履歴 1 年
入出金履歴 制限なし(必要に応じて選択)
紹介報酬 1 年

例えば、過去 2 年分の現物取引データを取得したい場合は、6 か月ごとに 4 回に分けて出力する必要があります。

CSV ファイルの構成

ダウンロードした CSV ファイルには通常以下の項目が含まれます:

  • タイムスタンプ(秒単位)
  • 通貨ペア(BTCUSDT など)
  • 売買区分(BUY / SELL)
  • 価格
  • 数量
  • 総額
  • 手数料
  • 手数料の通貨
  • 注文 ID

これらのファイルは Excel や Google スプレッドシートで直接開くことができます。

確定申告での利用

暗号資産の税務申告は国によって要件が異なります:

国・地域 課税の基礎
米国 取引ごとの損益(Form 1099)
カナダ キャピタルゲイン
中国大陸 政策不明(国外資産扱い)
香港 キャピタルゲインは原則非課税
日本 雑所得(総合課税)

CSV ファイルを出力後、Koinly、CoinTracker、Gtax(日本向け)、Cryptact(日本向け)などの計算ツールにインポートすることで、自動的に計算が行えます。

外部計算ツールとの連携

主要なツール:

  • Koinly:Binance API 連携に対応
  • CoinTracker:対応
  • Cryptact / Gtax:日本国内の主要ツール(CSV アップロード対応)

API 連携は CSV アップロードよりも正確で漏れが少ない傾向にあります。

API 連携のメリット

API キーを作成して計算ソフトと直接連携させるメリット:

  • すべての取引を自動同期(漏れがない)。
  • リアルタイムで更新される。
  • 毎月手動で出力する手間が省ける。
  • API キーに「読み取り専用」権限を設定することで安全性を確保。

大量のデータ処理

取引頻度が高い場合(1日に数十回など)、半年分の CSV が数千行になることがあります:

  • Excel で開く分には問題ありません(100万行まで対応)。
  • しかし、分析が重くなる場合があります。
  • その場合は Python の pandas や R を使った処理、またはデータベースへのインポートを推奨します。

出力に失敗する場合の対処法

出力エラーの主な原因:

  • 選択した期間が長すぎる(エラーメッセージが出ます)。
  • データ量が膨大でサーバータイムアウトが発生している。
  • メールの配信遅延や迷惑メールフィルタ。

対処法:

  • 期間を短くして分割して出力する。
  • 迷惑メールフォルダを確認する。
  • アクセスが集中する時間帯(深夜など)を避ける。

プライバシーとセキュリティ

出力した CSV には以下の機密情報が含まれます:

  • 取引の詳細内容
  • 資金移動の履歴
  • 入出金アドレス

保管時の注意点:

  • パスワード付きで圧縮する。
  • クラウドストレージにプレーンテキストでアップロードしない。
  • 安全でないメールアドレスに送信しない。

複数アカウントの管理

複数の Binance アカウントを持っている場合は、それぞれ個別に抽出する必要があります。Binance には「複数アカウント一括レポート」機能はありません。

サブアカウントの場合:

  • メインアカウントからサブアカウントのレポートをダウンロードできます。
  • パス:API 管理 → サブアカウント → レポート

推奨される出力頻度

用途 頻度
日常の帳簿付け 毎月
確定申告 毎年
取引の振り返り 四半期ごと
法的対応 必要に応じて

出力したファイルには「2025_Q1_Spot.csv」のように日付を付けて管理すると整理しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q:データ出力に手数料はかかりますか? A:いいえ、無料の機能です。

Q:未約定の注文も出力できますか? A:はい。「オープンオーダー」のページに「エクスポート」ボタンがあります。

Q:CSV と Excel どちらがいいですか? A:CSV は汎用性が高く、外部ソフトへの取り込みに適しています。Excel は書式が含まれますが、外部ツールで読み込む際にエラーが出る場合があります。

Q:1日の出力回数に制限はありますか? A:1日あたりの回数制限(5〜10回程度)がありますが、通常の利用範囲では十分です。

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