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Windows ファイアウォールで Binance の通信が遮断される場合の対処法とルール設定手順

Binance クライアントを起動してもチャートが読み込み中のまま動かなかったり、オーダーブック(板)が更新されなかったりする場合、Windows ファイアウォールが WebSocket 通信をブロックしている可能性があります。本記事では、問題の切り分け方法と、通信を許可するためのルール設定手順を解説します。クライアントのダウンロードは Binance公式サイト または Binance公式アプリ を、iPhoneへの導入は iOSインストール手順 をそれぞれ参照してください。

ファイアウォールによる遮断の特徴

Windows Defender ファイアウォールが Binance をブロックしている場合、以下のような挙動が見られます。

  • ログインはできる(通常の HTTP/443 通信は許可されているため)。
  • チャートが表示されない、または価格が更新されない。
  • オーダーブック(板)にデータが表示されない。
  • ステータスバーに「マーケットサーバーに接続中」と長時間表示される。
  • タスクマネージャーで確認すると、Binance プロセスのネットワーク通信量が極端に低い。

ログインはできるのにリアルタイムデータが届かない場合は、WebSocket 通信が遮断されている可能性が非常に高いです。

ファイアウォールが原因かを確認する方法

まずは、他の要因を排除するために以下のテストを行ってください。

  1. ブラウザで確認: ブラウザで binance.com を開き、チャートが更新されるか確認します。ブラウザで動く場合は、アプリ固有のファイアウォールルールの問題です。
  2. 一時的な無効化: ファイアウォールを一時的にオフにして、アプリのチャートが動き出すか確認します。動き出せば、原因は100%ファイアウォールにあります。
  3. ネットワークの確認: ファイアウォールをオフにしても動かない場合は、OSの設定ではなくネットワーク環境(ルーターやプロバイダー)の問題です。

原因がファイアウォールであると確信できたら、以下の手順でルールを追加します。

ネットワークの場所(プロファイル)について

Windows ファイアウォールには2つの主要なプロファイルがあります。

ネットワークの場所 デフォルトの制限
パブリックネットワーク 厳格(ほとんどの受信をブロック)
プライベートネットワーク(自宅/職場) 緩やか(同一ネットワーク内の通信を許可)

自宅の Wi-Fi は通常「プライベート」ですが、公共の Wi-Fi や一部のオフィス環境では「パブリック」に設定されていることがあります。

通信許可ルールを追加する手順

以下の手順で手動設定を行います。

  1. コントロールパネルシステムとセキュリティWindows Defender ファイアウォール を開きます。
  2. 左側のメニューから 「詳細設定」 をクリックします。
  3. 「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」管理画面が開きます。
  4. 「受信規則」 を選択し、右側の 「新しい規則」 をクリックします。
  5. 規則の種類で 「プログラム」 を選択し、「次へ」をクリックします。
  6. 「このプログラムのパス」 で、インストール済みの Binance.exe を参照して選択します。
  7. 「接続を許可する」 を選択し、「次へ」をクリックします。
  8. ドメイン、プライベート、パブリックのすべてにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
  9. 名称に「Binance」と入力し、「完了」 をクリックします。

※受信規則だけでなく、同様の手順で 「送信規則」 も追加することをお勧めします。

設定が有効になったか確認する

ルールを追加した後は、以下の点を確認してください。

  • Binance クライアントを再起動します。
  • 3~5秒ほど待ち、チャートが動き出すか確認します。
  • タスクマネージャーで Binance プロセスの通信量が増えているか確認します。

これでも改善しない場合は、ルールのパスが間違っているか、サードパーティ製のセキュリティソフトが別途ブロックしている可能性があります。

サードパーティ製セキュリティソフトの設定

ウイルス対策ソフトを併用している場合は、それぞれのソフトでも「除外設定(ホワイトリスト)」への登録が必要です。

ソフトウェア 設定箇所
カスペルスキー 設定 > プロテクション > ファイアウォール
ノートン 設定 > ファイアウォール > プログラム制御
ウイルスバスター 設定 > コンピュータの保護 > ファイアウォール
ESET 設定 > ネットワーク保護 > ファイアウォール

ルーター側での遮断

自宅やオフィスのルーターが特定の通信をブロックしていることもあります。

  • ペアレンタルコントロール: 特定のドメインへのアクセスが制限されていないか。
  • アクセスコントロール: 会社の IT ポリシーで取引所へのアクセスが遮断されていないか。

スマートフォンのテザリング(4G/5G)で接続してみて動くようであれば、ルーターや回線側の問題であると判断できます。

ファイアウォールを完全にオフにするリスク

設定が面倒だからとファイアウォール自体を無効化することは絶対にお勧めしません。

  • PC が外部からの攻撃に対して無防備になります。
  • 同じネットワーク内のマルウェアが PC に侵入しやすくなります。
  • Windows から常にセキュリティ警告が表示されるようになります。

特定のアプリ(Binance)だけに許可を与える方が、システム全体の安全性を保ちながら問題を解決できるため、はるかに安全です。

FAQ

Q:一時的にオフにするだけでも危険ですか? A:原因を特定するための数分間であれば問題ありませんが、確認が終わったらすぐにオンに戻してください。

Q:規則の名前は日本語で「バイナンス」でもいいですか? A:はい、日本語でも問題ありません。

Q:Binance のすべてのプロセスにルールが必要ですか? A:メインの Binance.exe にルールを追加すれば、通常は子プロセスにも適用されます。

Q:Windows のアップデートで設定が消えることはありますか? A:ユーザーが手動で追加したルールは、Windows アップデート後も保持されます。

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